Cnestのブログ

インターナショナルな家によるグローバルでアンビシャスな生活

頑張らないことを頑張る

美しいデザインとは余計なものが削り取られているものであるし、スポーツ選手の洗練されたフォームはうまく力が抜けている。

力とは何か?物事を取り組むためのエネルギーだとすると、そのエネルギーが分散している状態はもちろん好ましくない。

自分の好みとして好きなサッカー選手は遠藤で好きな芸能人はリリー・フランキーであるというのはうまく力を抜いて最大限に能力を引き出せていると感じるからだ。精神論的なものは最後の最後で持ち出すべきで、なおかつ人に見せるものでもないと思う。精神論を語る時の高揚感は危険だと思うからだ。

頑張ろうとしすぎたり、考えすぎたり、緊張したりすると、余計な力が入って、心が乱れる。口で本気を語る人、気持ちの上だけで本気な人には近づきたくない。心を熱くするとテンションが盛り上がって気持ちよくなるかもしれないが、何か不自然で違和感を感じる。何か視線が自分の内にばかり向かっていて、向かうべき対象に目を向けていない、そんな不誠実さを感じてしまう。

まっすぐに対象を捉えて、力を出し切る、そしてその力を出し切る上で、何をやらないか、どこで力を抜くかが大事だと思う。

頑張っている人を批判するな、外野から騒ぐなという声もあるが、別に全力を出し切った時に現れる無様な姿が笑われているのではない。おそらく力の出し方のおかしさにこっけいさがあるのだろう。もちろん自分を解放して、ダサくても一生懸命頑張れるというのは良さがあるし、力を抜くのが得意な人は力を出す人のなりふり構わない覚悟を見習い、力を出すのが得意な人は脱力を見習えば良いと思う。ただ適性のない場所で無駄なエネルギーを使ってしまうといつまでも上には登れない。

人にはそれぞれ向き不向きがある。能力の出せない分野を見抜いて捨て去る勇気、頑張らないことを見つけることが大事なのかもしれない。